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先日提出した要望書に対して、杉並区から回答をいただきました。
内容を以下に記載いたします。
杉並区 長 田 中 良
認可保育所の入所と保育環境に関する要望書への回答
日頃から、杉並区の保育行政に多大なご尽力をいただき、ありがとうございます。 7月 22 日付けでいただきました要望書について、次のとおり回答したします。
1 待機児童解消について
昨年度、待機児童解消緊急対策の実施により、認可保育所入所率は、平成28 年4月の52.5%から18ポイント増の70.5%になりました。今後も引き 続き、区民ニーズの高い認可保育所を核に、入所を希望される方すべてが入所で きるよう、精力的に整備を進めていまいります。
2 地域格差の改善について
平成29年4月の地域別待機児童数をみると方南・和泉、阿佐谷、高円寺地区 が多くなっています。今後の保育需要予測や整備状況から区東部エリアでの整備 を重点的に進めてまいります。
7月末日現在、平成30年4月開設予定の認可保育所は19箇所となっており、 方南・和泉地域など区東部エリアで複数の整備が進んでいます。
また、今後とも、保育需要を分析し、地域ごと、歳児ごとの需要に対応した整 備を精力的に進めてまいります。
3 保育の質の改善について
(1)保育基準について
現在1歳児の区の保育士配置基準は、国の基準を上回る5名に対して保育 士1名としています。さらなる区基準の強化は、考えておりませんが、園長 をはじめ看護士、調理や用務などを含む全員体制による災害時の避難計画や 訓練などへの助言を行い、発災時に子供たちが安全に避難できるよう事業者 を支援してまいります。
また、子どもの散歩に関しては、現在の認可保育所の保育士の配置基準の 中で各園工夫しながら散歩に出ています。なお、公立認可保育所で年に数え るほどしか散歩に出られない園があるとのご指摘ですが、確認したところ、 そのような公立認可保育所はございませんでした。
(2)チェック体制について
巡回相談・指導におきましては、不適切な保育内容、運営があればその場 で助言・指導を行い、事業者が自ら改善に取り組んでいます。結果について は、概括的にお示しするとともに、悪質なケースや改善指導に従わないケー スがあれば、必要に応じて公表することも考えています。
また、保育所同士の交流につきましては、現在、区内の保育施設の施設長 が交流する場として地域懇談会を開催しています。ここでは、お互いの課題 解決に向けた情報共有等を行っており、これをきっかけにその後の園同士の 交流も行われています。今後もこうした機会により多くの方が参加し、交流 できるように努めてまいります。
(3)教育の充実
教育面での充実についてですが、区では、教育委員会と合同で「杉並区幼 保小接続期カリキュラム・連携プログラム ぐんぐん伸びるすぎなみの子」 を定めており、これまでも、教育に力を入れてまいりましたが、今後も引き 続き、教育の充実を図ってまいります。
(4)保育・子育て環境
現在、杉並区実行計画に基づき、下高井戸おおぞら公園、馬橋公園の拡張、 (仮称)荻窪四丁目公園などの設計・整備に取り組み、子供たちが安心して 遊べる公園の整備を進めております。また、併せて、乳幼児の遊び場エリア 「すくすくひろば」の整備も進めております。
幼稚園の園庭の一般開放についてですが、セキュリティーや解放時の管理 体制など、課題があると考えられますが、近隣保育園と幼稚園の連携により、 保育園児が幼稚園の園庭を利用することなど、幼稚園に協力を要請すること は可能と考えております。
4 利用調整基準について
子ども・子育て支援法では、育児休業中は「保育を必要としない」としていま すが、認可保育所では、特例として下のお子さんの育児休業中に期間を定めて保 育所で上のお子さんをお預かりしているところです。現在、年齢制限のある施設 からの卒園児の受け入れ先ともなる3歳児以降の定員を確保しているところでは ありますが、認可外保育所以外の扱いについては、今後、育児休業の取得を促し ていく施策の中で検討事項とさせていただきます。
5 0歳からでないと入園が厳しい状況の改善
指数の見直しを始め、安心して育児休業が取得できる環境整備に努めるととも に、育児休業取得後に、確実に入所ができるよう歳児構成を分析し、整備を進め てまいります。
6 隣接区との相互入園の制度について
近隣区との相互入園制度とは異なりますが、空き状況に応じて近隣自治体の希 望者の受入れを行っています。 近隣区の待機児童や保育所整備の状況も様々ですので、相互入園制度の導入は、 将来的な課題と考えます。
7 情報公開の改善について
保育課及び子どもセンターの窓口での情報提供の充実を図っていますが、同様 に窓口に来られない方への情報提供も重要と認識しており、区ホームページを見 やすく改善し、多くの情報を掲載しています。 新設の情報提供については、各園が作成したチラシの窓口設置や区ホームペー ジへの掲載により、情報提供をしてまいります。なお、区ホームページへの掲載 時期を昨年度より早めて掲載し、また各園の説明会情報も掲載してまいります。 保育ほっとナビを活用し、可能な範囲で、「園ごとの入園可能数と申込者数」を 公開しています。また、平成 29 年 4 月の各園の歳児ごとの申込者指数一覧も区ホ ームページに掲載しました。 今後とも、入所を希望する保護者の皆様に、より多くの情報を提供できるよう 努めてまいります。
8 3歳以降の受け皿の改善について
2歳児までの施設の卒園児の連携施設として、保護者の保育施設の選択肢を広 げるため、特定の園を指定するのではなく、指数調整により3歳以降も確実に入 所できるようにしています。そのために、地域ごとに確実に入所ができるよう整 備を進めています。
区立子供園は、2歳児までの施設の退所後の受け皿としての役割も担っていま す。子供園の改築の際は、給食の提供ができるよう、調理室を整備していますが、 一方で、お弁当持参を希望する保護者もいらっしゃいます。お弁当と給食の子供 が混在することは食育の観点から難しいことから、現在、お弁当持参の日と給食 の日を設けています。
保護者が選択した上で、子供園、幼稚園へ入所していると認識しておりますの で、ご提案のアンケートの実施予定はありませんが、保護者の皆様の2歳児まで の施設の退所後の選択肢が少しでも広がるよう、引き続き、私立幼稚園に対して、 長時間預かり保育の拡充を働きかけてまいります。
9 保育士を増やす取り組みについて
昨年度は、区独自の人材確保支援事業として、対象の保育士に区内共通商品券5 万円分を支給しました。今年度の実施方針については現在検討中です。
また、宿舎借り上げ補助制度による事業者の人材確保の支援も継続して行うと ともに、区内の新規開設園については事業者の保育士確保に関する進捗管理を行 い、すべての事業者が保育士を確保できるようバックアップに努めます。
杉並区保育課保育施設担当
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http://fuyashitai.blog.shinobi.jp/02_survey/20170805_kaitou要望書の回答をいただきました